一泊一人¥52,000の箱根の高級旅館での話です。
30代の今風の起業家と見受けられる、初めてお泊りの男性ゲストが、食事処にお連れのセレブ系女性と一緒に来られました。その旅館は会席料理をコース仕立てでお出ししています。
高級旅館ですからソムリエこそいませんが、ワインもそれなりには用意してありました。
しばらくすると20代の接客担当者の女性が、困った顔をして支配人の元に飛んできました。
「あのお客さまなんですがワインにお詳しそうで私ではオーダーをとれません。支配人代わっていただけませんか?」
「わかりました」
こんな会話のあと支配人がそのお客様の席を訪ねました。
ややこしい説明を求められるかな?と一応心づもりだけはしてお席に伺うと、意に反して既にオーダーは決まっているようで、支配人もすこしだけホットしました。
「お飲み物のご注文はお決まりですか?」
「あ~このワインの赤をください」「畏まりました」
と言った瞬間、支配人の顔が少しだけ歪んだようでした。
ここで問題です!
このお客様は今日の魚中心の献立に、あきらかに合わないワインをオーダーされたのです。そのワインは肉料理がメインの場合のチョイスで新たに仕入れたものでした。でも男性のお客様はいかにそのワインと今日の料理が合うかということをお連れ様に自慢しています。
さあ、支配人はどのように対処するのが良いでしょうか?
1.畏まりましたといってオーダーをお受けする
2.ソムリエではないがあきらかなミスチョイスなので在庫切れを理由にほかのワインをお薦めする
3.知ったかぶりしているのは分かっているので、自尊心を気づ付けないようこの機会に男性客に料r理との相性の良いワインをレクチチャーする
サービスには正解はありません。条件やこのお客様のパ^ソナルチェック次第ではいかなる回答も生まれるとは思いますが、私なりの解答があります。
ヒント:聞き様によっては少しずるい答えかもしれません。
解答は明日のお楽しみです。
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