この仕事が「天職です」と周囲に言い切る割に、何故好きなんだろう?と考える時がある。
好きだからこそ、接客に疲れる。
お客様への目配り、気配り。
自分ひとりでできることなんて知れてはいるんですが、でも頑張ってしまう。
「条件反射」・・「パブロフの犬」・・
どの表現が適確かはわからないが、気づいたら体が勝手に動いてしまう。
自宅に戻ると、何をする気力も湧かないくらい「へろへろ状態」。
スタッフへもお客様と同様の神経が必要となる。何故か?
この仕事をやっていて、涙が出るくらい感動してしまう時があります。
とっても忙しい。
でもスタッフ全員のバイオリズムがMAXで重なり、阿吽の呼吸で宿全体が動いている。
こんな時は宿全体の空気が心地よい緊張感に包まれます。
感性の高いゲストであればあるほど、その心地よさに酔われます。
宿にとっては最高の瞬間です。
皆さんも、感じたことはありませんか?
いいお宿さんについた時、程よい緊張感に包まれている空気を。
スタッフの所作が全体として機能している時の心地よさを。
サービスのスーパーマンに自分がなりたいと思った時期もありました。
サービスに対する想いの温度差に気づかず、周囲に不満だけを持ち続けた時もありました。
そんな私でも、現在は違ってきました・・・・
スタッフ全員での流れるようなサービスの心地よさ。完璧はありえないと思っていても、日々目指します。そのためにはスタッフ全員への目配り、気配りもかかせません。
何故好きなのか?
「全員の魂が重なり合った瞬間」を知ってしまったからかも知れません。
引越し先です!
2009年9月24日木曜日
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