「観光立国日本」のさらなる推進を!」
このコメントは17日の大臣就任会見で発言されたものです。基本的には我々としてはありがたい発言ですが、その中で少し気になるコメントもあったものですから。
「日本にとっての成長分野であるし、観光をバックアップするために、空港、港湾などのあり方の見直しをしっかりやっていきたい」
確かにインフラの整備・見直しは必要ですし、一連の民主党の言動を見ている限り適材適所への予算の割り振りを期待したいと思います。
但し良く考えていただきたい点もある。
日本温泉文化の象徴ともいえる“おもてなし”というキーワード。私個人の意見で言わせていただけば、一部の大手シティホテルを除くと、外国人観光客へのサービス面でのグローバルスタンダードは諸外国に比べかなり遅れていると感じています。
はたして”おもてなし”の心でサービス出来ているのか。では何故外国語での表記がこんなにも少ないのか?食事の時シルバーセットの用意がないのか?食事が好きな時に出来ないのか?禁煙ルーム並びに禁煙ホテル・旅館がこんなに少ないのか?
海外のバックパッカーに評判の良いお宿さんが、東京や京都にある。確かにホスピタリティ溢れるがそんなに特殊な事をしているわけではない。(いずれも素晴らしいお宿さんで決して否定しているわけではありません)但しこのお宿さんに共通して言えることは、バックパッカーの方のニーズを十分考え提供する努力をされている事です。
自分都合のシーズで物事を考え提供しているわけではないのです。言い方を変えれば、彼らに対してもきちんとパーソナルチェックをしているだけなのです。
前原大臣にもこのあたりを認識頂き、観光行政におけるインフラ整備の見直しを、民主党の政策を推進する広告事業としていただきたくはないと考えます。
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